9月6日の 一枚

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1982年10月15日 初版第1印発行 『宝石の声なる人に』 大岡信 編訳   平凡社
本書はアンカットで造本しています。ペーパー・ナイフをご使用ください。 

9月3日の 一枚

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天心記念五浦美術館、、、、あなたはとうとう自由の身になった。私の魂をこのもろい肉体からもぎ取りに来てくださいーわが魂はあなたを待っています。1913年9月8日、、、あなたの死は、深く鋭くえぐるようにわが心の真芯に突き刺さった。静寂な影の国で、あなたとまた会う日が来るのも、さして遠くはないだろう。1913年9月15日、、、『プリヤンバダ・デーヴィーのノート』より

9月2日の 一枚

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五浦美術文化研究所 倉庫跡、、、二人のあいだのこの素晴らしい出来事がほんとうのこととはまるで思えません。私という人間は、結局のところ、一場の夢ではないのですか。、、、『宝石の声なる人に』より  1913年9月2日午前7時3分 岡倉天心(覚三) 死去               

9月1日の 一枚

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長浜海岸(鳴き浜)、、、私はこれからふりかかる苦痛と戦いの大きさは知りすぎるほど知っていますが、私はこの変化がやってきたのをむしろよろこばしいと思っています。、、、『宝石の声なる人に』より

8月31日の 一枚

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五浦美術文化研究所、六角堂 下、、、私たちは出会ったが,束のまの夢。別離こそ現実。悲しく、久しく、私は独りの松を撫で、私に似たさだめをあわれむ、、、、『宝石の声なる人に』より

8月30日の 一枚

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長浜海岸(鳴き浜)、、、話してください。海からどんな夢を釣りあげてお家にもって帰られたのですか。楽しい夢?私にもいくつか送ってください。、、、『宝石の声なる人に』より

8月28日の 一枚

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五浦海岸   、、、昨日、今夏はじめて海に出ました。もっともこれは主として夢を釣るため、また苦悩の想いから逃げ出すためのものでしたが。、、、『宝石の声なる人に』より